長崎石材産業 代表の早崎直人です。
数あるホームページの中から、我が社のページを
ご覧いただき ありがとうございます。
心から感謝申し上げます。
まず、石材というと真っ先に思われるのは 墓石でしょう。長崎市内で○○石材とか ○○石材店 の看板が挙がっているところは、だいたい墓石屋です。
そんな墓石屋が造る墓なら デザインが同じだったら、
どこで作っても同じだろう? どこか違う?
ごもっともです。
でも それが、やっぱりちょっと違うんです ・・・。
チョットだけ私の話を聞いてもらえませんか?
せっかくなので、なぜ私が石屋を始めたのかをお話します。
私は、元々市内の某石材店で、営業の仕事をやっていました。
職人ではなく「お墓を建立する契約を頂く 」のが専門でした。
かと言って「 現場のことはわからんとやろ~と思うのは、大間違いです。
お客様に工事の内容を、正確に分りやすく説明しなくてはいけません。
そのためには、工事の方法 構造の把握 材料の種類 建立の手順 部材の形 役割など、現場の職人と同じか、それ以上の知識と経験が無ければ、お客様に十分な説明もできませんし、お客さまからの信頼も得る事ができません。
そのために、勉強すれば するほど、実際現場に出て実践すれば するほど、
「これではいかん!」
「こんな工事では なごーもたん」と 思うようになりました。
(*注 なごー 永く)
私は改めて自分の仕事について考えました。
人は誰でも いつかはこの世から、送られて行く ・ ・ ・。
そして いつか、記憶から うすれていく。
そして いつか、送った人も 送られる日がくる ・ ・ ・。
送られた人と 送った人のよりどころ ・ ・ ・ それが 「お墓」 ではないか!
ふらっと 「 お墓参りに行こうか 」 と思える場所 「 おじいちゃんきたよ 」 と孫が訪ねてくれる場所
送った人を想い、自分自身を見つめなおす場所 そんな 心のよりどころ としての大切な場所
だからこそ ちゃんとしたものを、ちゃ~と造る
そんな石屋になりたくて 12年前 に独立しました。
永い年月、ちゃ~んとして残さんばならんとに…
こがんザーッと造ってよかとやろーか?
高っか銭ば出してもらうとに、こがんこまか部材でよかとやろか
こがん造りで本当にお客さんは満足すっとやろか?
(*こまか 小さい細い 等)
この思いは某石材店の現場だけのことではありませんでした。
同じ墓地内で工事している他の石材店の工事内容も似たようなものでした。
古い長崎のお墓は左官仕事が殆どでした。
石材そのものや 石材の加工が困難で価格が高かったので、墓所全部が石造りというのは多くは在りませんでした。墓所の外柵はブロックを積み、その表面をモルタル(セメント)で仕上げたり、洗い出しという高度な左官技術がいる仕上げにしているものが多く、年月の経過とともにヒビ割れたり傾いたりした所も数多く在ります。
そんなお墓のリフォーム工事が終わって現場を見てもらう時
完成したお墓を見て涙を流される方も少なくありません。
自分で石屋をはじめてみて、やっと気ついた事。
それは、お墓は お客様にとっては 亡くなったご家族
そのものだったんです。
なにものにも代えがたい、お客様の財産だったんです。
お客様に、納得 安心 そして良かった と心からそう思ってもらえる仕事をする!
私は改めて心に誓いました。
私は人の縁にも恵まれました。
親方から怒られるときは、言葉より先に塗りゴテが飛んで来る。
そんな厳しい弟子時代からたたきあげの、頼りになる左官さん(チョット変人・・・?)と
親父さんの代からの二代目・正真正銘の辣腕の石工さん(これも チョット変人・・・と、よく言われるみたいです!)の 最強コンビ に支えられていす。
私の念いを分かってくれるスタッフと 精一杯尽す。
「そこまでせんでも、建ってしまえばわからん」 と よく聞きます。
そうです! そうなんです。お客様は分からないんです お墓の事は・・・
だからこそ私たち石屋が ちゃんとしたものを ちゃ~んと造らなければ いけないんです。
昨今、衣類や工業製品など、それなりの値段でそれなりの製品が多数出回っていますが
それはそれでいいと思います。
が、事お墓に関しては、それでは 「いけない」 と私は考えます。
車とちがって、「3年 5年… 長くても10年前後で 乗り替える 」 と いう事は出来ません。
「 安ければ、それなりのものでいい 」 と いう方はご遠慮下さい。
「 予算は少ないけれど、きちっとしたお墓を造ってあげたい 。」 と お考えの方
ぜひお訪ね下さい 。 お待ちしております。
尚 「 予算はタップリある 」 と いう方、 特にお待ちしております。
必ずやご期待にそえる と確信しています。
長崎石材産業 代表 早崎直人